やめるまで言おう「東京五輪は中止!」と。

英紙タイムズをはじめ諸外国から東京五輪は中止すべきとの声があがりはじめている。
でも本当に決断し、声を出さねばならないのは他でもない我々だ。
「まず〇〇ありき」という呪いを棄て
ほんの少し冷静に考えてみれば誰でもわかるはずだ。
この夏に全世界から何万人もの選手や人々をあの東京へ密集させるのが、
日本にとってそして全世界にとってまともな所業と言えるわけがないことを。

もう一度「東京五輪は中止しよう」と言おう。
中止になるまで何度でも。


「女性蔑視発言」で揺れた森辞任。川渕、又辞退。

=「国民」=「主権者」不在の五輪の惰性暴走を今こそ止めよう!
     私たちの命と暮らしを守るために。=

森発言は種々の問題が満載していたとは思うが、私が一番「キモ」だと思うのは、「女性は話が長いので云々」よりもむしろ、
「問題は世論」の一言だ。

 

国民の大多数が、どう思っているかは彼にとっては単に阻害要因の1つだ。
一体、誰の為の五輪?

金まみれの招致に始まって幾多のドサクサさわぎ。今更何のつもりか?
彼の一言は、極めて反民主的な国民不在の政治観の意図せぬ漏れ出しだ。

「ゼネコン」「電通」「アメリカメディアの放映権」・・・
巨大などす黒い氷山の上に鎮座させられていた珍妙なこわれかけのパペット。それが森だった。

先の見えないコロナ禍。今、少々「数字」だけ下火になっていても安心の種など一つもない。(事実、初夏の頃には又、大きなピークとなるという専門家の指摘もある。)ただでも逼迫している医療の現場。疲弊し切っている医療従事者。物的、それよりも人的リゾースの不足・・・。

それなのに、五輪期間中にはなんと東京へ全国から1万人以上もの医師を招集すべしと言うのだ!
「徴兵」されたあとの各地は一体どうしろと言うのだろう?
国民の生命が一番大切なんてこれっぽっちも思っていない人々が、五輪の強行を唱えている。
猪瀬元都知事は、皆、気分で「イヤ」と言っているだけと言う。国民をバカにするなと言いたい。我々はほんの少し冷静に客観的に考えて、どうすべきか判っているだけだ。

「これはまずいな!」「大変なことになる!」と誰もが心の中では思っているのに、誰も堂々と言いださないこの国。国民。
それ故に「そんなバカなことが!」と思う事が、ヌケヌケと始まってしまったのがこの国の歴史の数々だ。

今を生きる者の責任として「NO」とはっきり言おう。
未来の為にも。
「一度、決めたことは止められない。」なんという愚劣な一言か。
誰かものたまったように「人類がコロナに打ち克った暁に、その証として」オリンピックをやればよい。今はまだその時でないのは明らかだ。
未来に必ずや光は差す。
薫風は吹く。
子らに夢を託せばよいではないか?
今、無様な「自滅ショー」をやらなくとも。
島根県知事の直言を心から讃えたい。

はっきり言おう。
「延期」でも「無観客」でもない、中止しかないと。


先月の地震福島第一原発の原子炉には重大な損傷が生じたようだ。
いくら窒素を注入しても炉内の圧が大気と同じにしかならない。
そして水位は毎日じりじりと下がっている。
このままでは近い将来、10年前のような水素爆発が起こる可能性も高い。(NHKが一度報じただけで大手メディアは申し合わせたように口をつぐんでいるが)
これが五輪招致の根拠となった「アンダーコントロール」の現状だ。

みんなでやめよう自滅五輪
みんなでとめよう暴走五輪